楽器をするなら、まずピアノ!

様々な演奏法
ピアノにはいくつかの演奏法があります。それぞれがどのようなものであるのかを解説します。
ピアノの演奏法は、初めはチェンバロの演奏法を流用しているに過ぎませんでした。しかし、チェンバロよりも残響が長い楽器では音を続けて演奏する奏法がより効率的であるため、レガートに演奏する方法(通常、音の高さが異なる連続する2つの音を途切れることなく、滑らかに続けて演奏すること)がイタリアの作曲家クレメンティによって生み出されました。それまで2本の指を交互に使って切れ切れに演奏していたのを、3本あるいは4本の指を使い、親指がほかの指の下に位置する指使いによって、レガート奏法を作り上げていったのです。
クラスター奏法とは、鍵盤を手、腕、ひじを使って打楽器のように演奏する大胆な奏法のことです。また内部奏法とは鍵盤を使わず、内部に張ってある弦をギターピックやバイオリンの弓で弾く奏法です。現代音楽では当たり前のように多用されているが、弦が傷ついたり錆びついたりするので、日本ではこれを嫌悪し、禁止してることが多いです。
連弾は二人以上で座り、低音部と高音部に分けて弾く奏法のことです。二人による連弾を4手連弾、三人なら6手連弾と呼んだりします。ほとんどの場合は4手連弾となることが多いです。2台ピアノはピアノを2台並べて弾く奏法のことです。音量は連弾に勝っていますが、音が混ざってしまうのが難点です。また連弾との組み合わせも可能です。
ピアノは誕生し、進化していく中で、オーケストラ(管弦楽、またその楽団のこと)との関わりも非常に深いものになっていきましたが、その中で数々のピアノ協奏曲も生まれました。ピアノ協奏曲というのは、ピアノをオーケストラの前面、指揮者の横において、オーケストラを伴奏としてピアノが主役で演奏するオーケストラの演奏形式です。指揮者自身がピアノを演奏しながらオーケストラを指揮する場合もあります。また、ピアノ協奏曲のように主役としてではなく、オーケストラの音色の一つとして脇役でピアノの音色を挿入する際に用いられることもあります。このようにオーケストラの中のピアノというのは主役にも脇役にもなっています。